【障害年金】うつとお金。困った時に利用できる経済支援制度まとめ。手続きはお早めに【生活保護】
この記事では、うつで働けなくなった経験をもとに、経済的な支援を受けられる制度をまとめます。
手続きに時間がかかるので、迷っているなら申請してみましょう。
心苦しいかもしれませんが、大事なのは社会復帰をする事です。
それが自分にも、周りの人間にもベストなのですから。
休職中にもらえる「傷病手当金」
会社の加入している健康保険組合から、
定められた期間にわたって月収の8割ほどが、
傷病手当金として支給されます。
私の場合は2年間支給されました。
お陰様で生活に困ることはありませんでした。
仕事に出かけないとお金を使わないもので、むしろお金がたまったものです。
しかし、ここで重要なのは業務上の傷病は認められないことです。
それは次に説明する「労災保険」が適用されます。
病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
業務上、通勤災害による傷病が対象の「労災保険」
これはいわゆる労災です。
私も業務上の傷病だと思って傷病手当金の申請をしたら、会社からそれなら労災を使ってくださいと言われました。
その場合は会社でサポートはしない。会社の社労士は通らないだろうと言っている。
などとプレッシャーをかけてきました。
自分のしてきたことが仕事ではないといわれた気がして、非常に悔しい思いをしました。
会社と争う気力もなかったため、泣く泣く傷病手当金を申請しました。
労災保険給付請求手続き l 公益財団法人 労災保険情報センター
医療費が1割負担になる「自立支援制度」
私は退職して、傷病手当金もなくなって初めて申請をしました。
私は新薬を処方されていたので、かなり医療費がかかっていました。
もっと早くに申請していれば、負担はかなり軽減された事でしょう。
毎月の医療費が三分の一になるのは大きいですよ。
ただし、診断書をはじめとする書類作成費用は適用されませんので注意です。
障がい者手帳がなくても支給される「障害年金」
これはかなり手続きが面倒です。
ですがしっかりとした書類を用意することができれば、
かなり貴重なサポートになります。
というのも初診日から一年半後(認定日)に遡って、
支給される可能性があるからです。長い間治療を受けている人には朗報です。
そうでなくても事後重症といって、症状が悪化してから認められる場合もあります。
そして今後は毎月一定額の年金の支給があります。
窓口は年金事務所になります。詳しくはリンクを参照して下さい。
最後の手段「生活保護」
これが一番大きい経済的な支援です。
ですが認定されるまでに厳格な審査があるようです。
私の事業所に通う人間も生活保護を受給している人がいます。
私も今後はどうなるかわかりませんので検討をしています。
生活保護を受けるためには、住居の制限を受ける可能性があります。
簡単に言えばいい部屋に住んで多額の家賃を払うのは認められないという事です。
まとめ
- 実家暮らしでサポートがある人も負担軽減のために、また将来的には自立を志向して利用して欲しい。
- 少しでも早く社会復帰をするのが自分にも、社会にとっても有益。そのために経済的なネックがあるなら支援制度を利用してみるべき。
- 就労してからも利用できる制度もある。引き続き治療が必要な場合は申請してみよう。働き続けることが自分にも社会にもメリットになるので遠慮はしない。