psyandcoの備忘録

うつの当事者。休職、退職を経て就労移行支援利用中。セルフモニタリングとWebマーケティングの勉強のため日々の雑感を記録したいと思います。

【TMS】TMS経験者が語る保険適用のその先

この記事ではうつ病治療におけるTMS治療について取り上げます。

私自身、三年前に一度受けました。

現在もTMS治療は保険適用外です。

一回数万円かかる高価な治療です。

 

経験者としてTMSの実際や効果などを、紹介したいと思います。

新しいうつの治療に挑戦したい人は、

参考にしていただければと思います。

 

TMSとは

経頭蓋磁気刺激法(けいとうがいじきしげきほう、: Transcranial magnetic stimulation)は、TMSとも略され、おもに8の字型の電磁石によって生み出される、急激な磁場の変化によって(ファラデーの電磁誘導の法則により)弱い電流を組織内に誘起させることで、内のニューロンを興奮させる非侵襲的な方法である。この方法により、最小限の不快感で脳活動を引き起こすことで、脳の回路接続の機能が調べられる。

反復経頭蓋磁気刺激法rTMS (Repetitive transcranial magnetic stimulation) とも略され、脳に長期的な変化を与える。多くの小規模な先行研究により、この方法が多くの神経症状(例えば、頭痛脳梗塞パーキンソン症候群ジストニア耳鳴り)や精神医学的な症状(例えばうつ病幻聴)に有効な治療法であることが示されている。引用:経頭蓋磁気刺激法 - Wikipedia

 ちょっと何言っているのかわかりません。

治療を行うには専用の機械を使用します。

各機種によりやり方は違うと思いますが、

私が受けたTMS治療を紹介します。

 

実際にTMS治療を受けた感想

私は今から3年前に一度、治療をしました。

うつが悪化して会社に行けなくなった頃です。

大学病院へ転院を検討していましたので、

その前に家族から紹介されていきました。

 

そのクリニックはTMS治療専門で、

書籍で紹介されていたこともあり、

学生でとても混雑していました。

 

私は光トポグラフィー検査を受けることで、

うつの正確な診断を受けたかったのですが、

先生から強引にTMS治療を勧めらました。

今思えばかなり悪質だったと思います。

ちなみにそのクリニックは今でもあります。

 

かなり強い衝撃と痛みがある

実際の治療について記していきます。

まず、TMS装置に座って位置決めをします。

頭蓋骨のどの位置が一番反応がいいか探ります。

その際に手先の反応をチェックします。

位置が決まったら装置に頭を固定します。

強さを調節したらいよいよスタートです。

 

正直言って私は苦痛と恐怖を感じました。

理由は身動きが取れないことと、

頭に走る強い衝撃と痛みです。

これを30分ほど行います。

終わるまでが本当に長かったです。

 

実際のところ効果はあったのか

かなり強引に契約をさせられてなおかつ苦痛だったので、印象は最悪でした。

 

ですが、翌日以降に効果を感じました。

視界が鮮明になるような感覚を得ました。

また思考も幾分クリアになったと感じました。

 

保険適用の開始はいつか

当時は自費診療のためとても高額なので、継続的に治療を受けられませんでした。

2018年現在もTMS治療は保険適用外です。

 

それでも以前よりも安価になっています。

TMS機器を導入するクリニックが増えたからです。

 一回数千円から1万円くらいが多いです。

それを10回から20回セットで数十万円です。

 

意外な評価

その後大学病院に転院したこともあり、

TMS治療はいったん卒業となりました。

なお、転院先でもTMS治療は評価されました。

やはり光トポグラフィーが説得力があったのかもしれません。

 

治験

この他にも大学病院での研究に参加する選択しがあります。

都内でも複数の大学が研究に取り組んでいます。

どこもかなり参加者が多いそうですので、

TMSが注目されている証拠かもしれません。

www.teikyo-psy.com

 

まとめ

  • TMS治療は高額だが効果はあるので、余裕があれば試す価値あり
  • 治験に参加することで、無料でTMS治療を受けられる
  • 治療に変化が欲しい人は試す価値あり